葉酸は妊娠前から必要なの?

葉酸は妊娠前から必要?

妊娠中に大切とされているのが葉酸です。なぜ大切なのか、そもそも葉酸がどんなものなのか、知っていますか?

 

妊娠前はとるべき?産み分けにも必要?など、ここでは意外と知られていない葉酸の知識についてお伝えしていきます!

 

葉酸とは?

まずは葉酸がどんな成分なのかおさらいしていきましょう!

 

葉酸とは、ビタミンB群の中の一つです。ビタミンB9という別名もありますが、一般的には「葉酸」と呼ばれています。

 

ビタミンBは水に溶けやすい水溶性ビタミンの一つで、摂取しても体の外に排出されてしまいやすいビタミンです。また水洗いや加熱調理でも失われやすく、体に多く吸収させるのが難しいという特徴も。

 

普段の食事にサプリメントなどで葉酸をプラスするのが良いと言われるのはこのためです。

 

葉酸の3つの働き

葉酸はいろいろな働きを担っていますが、中でも代表的なのが次の3つの働きです。

 

核酸の合成

核酸とは、よく耳にするDNAやRNAのこと。遺伝子の情報を保存したり、その遺伝子の通りに体をつくるよう指令を出すところです。体の設計図、といったところですね。葉酸は、その核酸がつくられるのを助けます。

 

細胞の再生や生産

私たちの体は細胞によってつくられています。例えば皮膚や粘膜も、いくつもの細胞が集まってできているんですよ。葉酸はその細胞をつくり出したり、再生したりするのに欠かせない栄養素です。不足すると細胞の集まっているところに炎症や異常が起きやすくなってしまいます。

 

赤血球の生産

赤血球とは血液の中に含まれる細胞のこと。酸素を体の隅々まで運ぶ役割を担っています。この赤血球が少ないと体の中に酸素がうまく運べなくなり、ふらつきや目まいといった貧血の症状が起きやすくなります。葉酸は「造血ビタミン」とも呼ばれていて、ビタミンB12といっしょに健康な赤血球(血液)をつくって、それらの症状が起きるのを防ぎます。

 

葉酸の働きを詳しく見てみると、妊娠中に葉酸の摂取がすすめられる理由がなんとなく分かってくるのではないでしょうか。葉酸は、妊娠中の女性の健康を保つのはもちろん、細胞の分裂や生産を促して、お腹の中の赤ちゃんを成長させてくれます。お母さんにとっても赤ちゃんにとっても、健康を保つために必要な栄養素と言えるのです。

葉酸は妊娠前から必要?

妊娠中に必要とされる葉酸。実は妊娠前から摂取しておくことがすすめられています。

 

厚生労働省も、妊娠の可能性がある人に1日400μgの葉酸の摂取を推奨しています。つまり、「妊活中は摂取しておくのがベスト」ということですね。

 

葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果

 

妊娠前に葉酸が必要な理由とは?

上記でもご説明した通り、葉酸は女性の健康にも効果を発揮してくれますし、胎児の成長も促してくれます。

 

胎児の成長の中で、特に葉酸が必要とされる時期は妊娠初期。妊娠4〜6週ごろと言われているんです。これは、その時期に赤ちゃんの脳やせき髄がつくられるため。この時期に葉酸をしっかりとることで、赤ちゃんの先天的な異常(生まれてきたときにある脳の異常など)のリスクを下げることができます。

 

つまり、妊娠発覚時には葉酸を意識して摂取している状態がベストだということ。妊娠が分かったのが妊娠10週目だった場合、葉酸を多く摂取し始めるにはちょっと遅い…ということになります。

 

生まれてくる赤ちゃんの病気のリスクを減らすためにも、葉酸は妊娠する前から多めにとっておくことが大切です。

 

産み分けに葉酸は関係ある?

産み分けとは、赤ちゃんの性別をコントロールする妊活のことですね。葉酸は赤ちゃんの成長を助けますが、たくさん摂取したからといって産み分けが成功する!というわけではありません。

 

赤ちゃんの性別を左右するのは、性交のタイミングや、性交時の膣内の環境であって、葉酸に性別を分ける働きはないんです。なので、産み分けに絶対必要というわけではありません。

 

ただし、葉酸には女性の健康をサポートする働きがあります。それが妊娠しやすい体づくりにも繋がります。それに妊娠した時の赤ちゃんの健康をサポートしてくれることに変わりありません。産み分け中も葉酸の摂取を多めにしておくのがおすすめですよ。

 

葉酸を摂取するときの注意点は?

冒頭でも少し触れたように、多く摂取することが難しい葉酸は、吸収率の良いサプリメントでとるのか効果的です。

 

ただ、その時に注意したいのが葉酸の摂取量…。

 

サプリでは一度にたくさんの葉酸を摂取できますが、取り過ぎると、発熱、蕁麻疹、呼吸障害など、かえって健康を害してしまう場合もあります。妊娠していた場合、サプリとは言え、お腹の中の赤ちゃんに影響が出ないとも言い切れません。1日の上限量の目安は1,000μgまで。それ以上は摂取しないように気をつけましょう。

 

葉酸は妊娠前から量を守って摂取!

葉酸をとらないと赤ちゃんが病気になる、というわけではありません。ただ、摂取することでお母さんや赤ちゃんの健康維持ができるのは確かです。

 

妊娠中の人はもちろん、妊活中、また産み分け中という人も、葉酸が含まれた食材やサプリメントを積極的に摂取することをおすすめします。