産み分けの本来の目的について

産み分けの本来の目的とは?

妊娠を希望している人の中には、産み分けを考えている人も多いのではないでしょうか。

 

単純に「育てるなら女の子がいい!」「男の子がいい!」と思って挑戦する人もいるかもしれません。ただ、産み分けというのは本来違う目的で考えられていたものなんですよ。

 

ここではそんな産み分けの本来の目的についてお伝えしていきます。

 

産み分けの本来の目的とは?

赤ちゃん

産み分けの本来の目的とは、遺伝性の病気や障害を生まれてくる子供に遺伝させないためにおこなうこと、と言えます。

 

場合によっては子供が発病してしまったり、子供に遺伝したために孫が発病してしまったり…といったこともあり得ます。そういった遺伝による病気をなくす(もしくわ減らす)ことが、産み分けの本来の目的なのです。

 

伴性遺伝の場合

女性は生まれながらに“X”の染色体を2つセットで持っています(XX)。男性は“X”と“Y”の染色体をセットで持っています(XY)。

 

このXにつく病気や障害が遺伝してしまうことを伴性(ばんせい)遺伝といいます。

  • 血友病
  • 夜盲症
  • 筋萎縮症
  • 仮性肥大症

などが伴性遺伝する病気です。

 

例えばお母さんの染色体の一つが病気を持っていて、それを子供が譲り受けた場合。お母さんから受け継いだ病気を持つ“X”と、お父さんから受け継いだ“Y”を持つ男の子は発症の可能性があります。

 

ところが女の子は、お母さんから受け継いだ病気を持つ“X”以外にも、お父さんから受け継いだ“X”があるので、病気の遺伝子を持ったXが表面に出ることはなく、発症することはありません。

 

お父さんが持つ“X”が病気の遺伝子を持っていた場合は、女の子には遺伝しますが、上記の理由で発症することはありません。また男の子にはお父さんの“Y”染色体が遺伝しますから、病気(X)が遺伝することはありません。

 

まとめると、お母さんが発病者で男の子を生んだ場合は発病する可能性がある、ということが言えます。

 

色覚障害の場合

  • 色覚障害
  • 赤緑色覚異常

などの障害も“X”の染色体につきます。なので、基本的には伴性遺伝と同じ遺伝の仕方をします。

 

ただ、発病しないからといって女の子を産めばいいかというとそうでもないのです。なぜなら病気の遺伝子を持った子供(女の子)が成人して男の子を生んだ場合、その男の子に発症の恐れが出てくるから。

 

お母さんが発病者の場合は、遺伝しても発病しない女の子を産むのがベターですが、お父さんが発病者の場合は、男の子を生んだ方が遺伝もなく、その後の孫の世代にも病気を引き継ぐ心配もないので良い選択と言えます。

 

産み分けの本来の目的についてのまとめ

産み分けの本来の目的は、病気の遺伝をストップさせること。

 

お母さんが病気の遺伝子を持っているのか、それともお父さんが持っているのかで、遺伝や発病のリスクも違ってきます。

 

産み分けを希望していなかった人も、自分の持っている病気、あるいは自分の親が持っている病気を視野に入れて産み分けを考えてみるのもいいかもしれません。